2025.07.08
施設警備のお仕事・働き方について
警備業界の中でも「施設警備」のお仕事の詳細や働き方についてお伝えします。

施設警備のお仕事内容
施設警備とは、オフィスビル・マンション・ホテル・工場・商業施設・公共施設など、様々な建物・施設に対して、基本的に24時間体制で常駐して警備にあたるお仕事です。
ひと口に施設警備といっても、施設内には様々なポジションがあります。
ポジションの例や特徴
・受付(入退管理)
⇒従業員の方や配送・工事業者の方などの受付をします。
施設によって異なりますが、書類に必要事項を記入いただき入館証を発行するなど、手順に従って対応します。
工事業者の方が来られた際は、工事該当フロアの警報装置を解除したりするなどの手配も同時に進めます。
・モニター監視
⇒防災センターと呼ばれる、防犯カメラのモニターや火災報知器など施設内の全ての警報機器類が管理できるところで、監視業務にあたります。
・巡回
⇒施設内を巡回して異常がないかをチェックします。
基本的に、エレベーターで上階にあがり、階段を使って下りながらの経路となります。
基本的に複数名のチームで業務にあたり、
誰が何時から何時までどのポジションを対応するか、あらかじめ時間割の様に定められていますので、時程に沿って業務を進めます。
概ね1時間程度でローテーションすることが多く、1つの業務が続くことで負担が増えない様に配慮されています。
一見、単純作業が多いお仕事に見えますが、様々なイレギュラーに対応することがありますので、施設を利用する方や周囲の同僚とのコミュニケーションやチームワークがとても大切なお仕事です。
業務中は座っている時間も多く、何も起きなければ待っているだけ、という時間もありますので慣れれば体力的な負担は少ないお仕事です。そのため、40代以上の中高年や60代のシニアのセカンドキャリアとしてスタートする方も多く、長期的に安定して働くことができます。
勤務時間やシフトについて
施設によって異なりますが、
・日勤
・夜勤
・当務(24時間勤務)
の3パターンに分かれています。
日勤のみ・夜勤のみ・当務のみなどのシフトの施設もあります。
当務は、24時間の内、仮眠時間もあります。
夜は帰りたいので日勤が良い。
夜型で深夜手当もあり効率良く稼げるので夜勤が良い。
まとまった時間で働いて出勤回数が少ない当務が良い。
など、希望に合った案件を探していくことが大切です。
給与について
警備業界では固定残業制度(みなし残業制度)を利用している会社はほとんどありません。
・基本給+時間外手当+深夜手当+資格手当
といった具合に、基本給に加算されて収入が決定します。
時間外勤務については、基本決められたシフトの時間から想定外に勤務時間が伸びることはなく、シフトを組む段階で時間外勤務も含めています。
1か月の所定労働時間(約170時間程度)を超えた時間分が時間外手当の対象となります。
企業によって、1人あたりの1か月の勤務時間が異なりますので、ガッツリ働いて稼ぎたい、残業少なくバランスをとって働きたい、などご希望があれば、あなたに合う会社・施設をご紹介させていただきます。
施設警備は、時間当たりの肉体的・精神的な負担が少なく、景気に左右されない安定感があり、高齢になっても働き続けていけるお仕事です。




